【研修】大阪弁護士会様にて「弁護士業務のストレスにどう向き合うか?~弁護士業務のクオリティの維持・向上のために~」(2023年12月8日)
2023年12月8日、大阪弁護士会様にて「弁護士業務のストレスにどう向き合うか?~弁護士業務のクオリティの維持・向上のために~」と題した研修が開催されました。講師は、Ami代表・弁護士の三浦光太郎(第二東京弁護士会)と、公認心理師・臨床心理士の中山かおりが務めました。
研修内容のハイライト
弁護士業務とメンタルヘルスの関係
研修では、事件放置や業務の遅延など様々な問題の背景にはメンタルヘルス不調が大きく関与していることが解説されました。不調が続くと、うつによる休職や依存症、対人トラブルなど多方面に影響が及ぶことも指摘されています。
ストレス対処の3ステップ
- ストレスを知る:ストレスの強度とパフォーマンスの関係を理解し、適正なストレス状態を目指す。
- ストレスに気付く:自分に出やすいストレスサインを把握し、セルフモニタリングを習慣化する。
- ストレスに対処する:食事・睡眠・休息のバランスや、リラックス法(呼吸法・筋弛緩法・マインドフルネス等)を取り入れる。
また、PHQ-9などの心理検査を活用して自身の状態を客観的に把握することも推奨されました。
業務改善とセルフケアの実践例
研修では、業務過多や苦手な業務の後回しなど、実際に起こりがちな事例をもとに、業務効率化や自己分析、休憩の取り方、生活リズムの整え方など具体的な対処法が紹介されました。
相談先を持つことの重要性
ストレスの原因や対処法は人それぞれ異なるため、「気軽に相談できる場所や人を確保しておくこと」が最も大切であると強調されました。
Amiでは、各地の弁護士会様や法律事務所様等からのご依頼で全国各地で研修を行っています。また、個人・事務所単位での相談や、事務所環境改善のサポートも行っています。ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。